施工事例・ご相談事例

屋根工事の種類や費用についてわかりやすく紹介

戸建て住宅に住んでいる方は定期的な住宅のメンテナンスが欠かせませんよね。ところで、屋根の点検をしたことはありますか?

屋根は普段はなかなか見えない場所ですが、一般的に築10〜30年位経つとメンテナンスが必要になってきます。

一口に屋根工事と言っても様々な種類がありますので、ここではどんな工事があるのか、わかりやすく紹介します!

屋根工事にはどんな種類があるの?相場はどのくらい?

屋根工事には、屋根の一部のみが傷んでいる時の補修工事、屋根が全体に傷んでいる時の工事など様々な方法があります。

まずは、屋根工事にはどんな種類があるのか、それぞれの相場や工事期間も含めてみていきましょう。

▼屋根工事の種類と費用

〜屋根の一部を直す工事〜

1.屋根材の修繕

屋根材の修繕工事とは、飛来物による破損など屋根の一部のみを直したい時に行う工事です。損傷を放っておくとそこから雨水などが入ってしまい、家の中が腐ってしまうことがあるので早めに対処しましょう。

1〜3日ほどの短期間で直り、費用も15,000〜30,000円程度に抑えられます。ただし、修繕箇所によっては足場が必要になりますので、その場合には別途足場代もかかります。

2.板金交換工事

板金工事とは、棟板金や破風板などの金属部分を交換する工事です。

一般的なスレート屋根では、屋根の頂上の部分(棟)に金属の板が使われていることが多いです。一番雨風や日光の影響を受けるところなので、劣化が他より早く進みます。また、錆びてしまったり釘が緩んでくることもあるので定期的なチェックが必要になります。

棟板金の工事では、下地の木材も一緒に交換することが必要で、相場は10〜30万円位となっています。

3.漆喰工事

漆喰工事は、瓦屋根の住宅で必要になる工事です。瓦自体は30〜50年ほど耐久性があるのですが、それを固定している漆喰は約15年ほどでメンテナンスが必要となります。

定期的に調査をし、補修の必要な箇所の瓦を一度剥がして新しい漆喰を塗り直して補修します。

工期は2〜4日ほどで、費用は補修箇所の範囲や足場の有無によっても大きく変わってきますが、相場はだいたい10〜80万円ほど。

漆喰工事は他の屋根工事と比べて規模の割に高額です。

4.雨樋の修理・交換工事

雨樋とは、屋根に降った雨を一か所に集めて排水設備に流すためのもの。屋根からの雨水が外壁や土台を傷めないようにする重要な役割を担っています。

この雨樋が落ち葉やゴミなどによって詰まってしまったり、破損などがある場合には修理または交換が必要になります。

簡単な補修であれば一か所5,000円前後、全交換であれば30万円前後が相場です。

また、修理箇所が屋根に近いところであれば別途足場代も必要となってきます。

〜屋根全体を直す工事〜

5.塗装工事

塗装工事とは、屋根材に新しい塗料を塗る工事のこと。既存の塗装が剥がれてきたり、防水効果が薄れてきた時などに行います。

劣化を放置してしまうと、いざリフォームしようとした時に費用が高額になってしまうというケースもよくあるので、約10年おきに塗り直すのが良いと言われています。ただし、屋根材の寿命を伸ばすことはできますが、内部の下地の寿命までは伸ばすことはできません。

また、家の見栄えがよくなり、既存の屋根と色を変えることでイメージチェンジをすることもできます。

相場は40〜80万円ほどで、基本的に塗料は3度塗りとなるので工期は10日〜2週間程度です。

塗料の種類も様々あり、費用や効果が異なるので、業者の方とよく相談して決めるようにしましょう。

6.屋根カバー工法(重ね葺き)

屋根カバー工法は古い屋根の上から新しく軽い屋根をかぶせる方法で、既存の屋根を撤去する作業がないため、短期間で費用も抑えて屋根をリフォームできます。

築20〜30年頃の住宅におすすめの工事ですが、劣化が進んでいたり、既存の屋根の種類によっては施工できないものもあります。

相場は80〜120万円ほどです。

7.葺き替え工事

古い屋根材を撤去し、下地も交換または補修をしてから新しい屋根材を葺く、屋根工事の中でも一番規模が大きく高額になる工事です。

相場は60〜200万円で、工期は2週間ほど。

お金も時間もかかりますが、屋根材だけでなく下地も補修できるので、屋根のトラブルを根本的に解消できます。

なお、2006年以前に建てられた住宅の場合は、屋根材にアスベストが含まれている可能性があります。アスベストが含まれている場合、処分費用として追加料金が発生することもあるでしょう。

屋根のメンテナンス時期はいつ?

屋根のメンテナンス時期は素材によっても異なりますが、だいたい10〜15年ほどで必要になる場合が多いようです。

目安としては、前回のメンテナンスから10年前後で業者に依頼して調査してもらうとよいでしょう。

そして、屋根の状態によってどのような工事方法が適切なのかしっかりと相談し、メンテナンスをお願いしましょう。

まとめ

屋根は家を守ってくれる大切な存在です。

劣化を放置してしまうと、雨漏りの原因になったり、最終的には屋根が崩れてしまう可能性も出てきます。

劣化が進めば進むほど、工事の費用も高額になってしまうので、大切な財産である家を長く快適に暮らせるようにするためにも、こまめな点検を心がけましょう!