家のコラム

外壁塗装は断熱塗料が良い?遮熱塗料との明確な違いまで一挙ご紹介

外壁塗装で使われる塗料には、色や素材、価格、機能、耐久性などさまざまなタイプのものがあります。そして選ぶ際には予算や建物の状態などを考慮しながら、バランスの良いものを選ぶ必要があります。

今回は外壁塗装の中でも熱を伝えにくくする断熱塗料について、どんな効果があるのか、選ぶ際の注意点や遮熱塗料との違いについても詳しく解説します。

そもそも断熱塗料とは?

断熱塗料とは、室外から室内、そして室内から室外への熱を伝わりにくくする効果のある塗料です。そのため外壁塗装に断熱塗料を使用することで夏は涼しく、冬は暖かく、一年を通して快適に過ごしやすい室温を保つことができます。

遮熱塗料との違い

断熱塗料と似ているもので遮熱塗料というものもあります。遮熱塗料は、太陽光を反射し室内への熱の伝達を防ぎます。そのため、断熱塗料と同様に夏は室内を涼しく保つことができます。しかし室内の熱を逃がさないようにする効果はないため冬の保温効果はないことが断熱塗料との大きな違いです。

断熱塗料が良いと言われる理由

断熱塗料を使うことで得られる効果はいくつかあります。断熱塗料のメリットを見ていきましょう。

家の中の温度が一定に保たれる

断熱塗料は熱の移動を抑制し大きな温度変化を防ぐため、一年中家の中の温度を一定に保ってくれます。

冷暖房の稼働を最小限に抑えて節電できる

夏は暑さを抑え、冬は寒さを防いでくれることで冷暖房の使用が減り、結果的に節電に繋がります。

表面が厚くなり、防音効果が高まる

断熱塗料は、その他の塗料と比べて表面が厚くなります。そのため遮音塗料ほどの効果はありませんが、防音効果が高まります。

結露防止につながる

カビの原因ともなる結露は、壁面と室内の温度差によって発生します。断熱塗料を使うことで壁面と室内の温度差を小さくすることができるので結露の防止にも繋がります。

耐用年数が15~20年

断熱塗料の耐用年数は、15年〜20年と一般的な塗料よりも高い耐久性があります。そのため塗り替えの頻度を下げることができるのでメンテナンス費用を抑えることができます。

断熱塗料を選ぶ際に注意すべきこと

断熱塗料を選ぶことのメリットを紹介しましたが、デメリットもあります。

デメリットもしっかりと理解した上で塗料を選びましょう。

費用がかかる

断熱塗料は、機能性のない一般的な塗料に比べると高価です。ただし、前に述べたように断熱塗料を使うことで冷暖房の稼働を減らしたりとエネルギー効率が良くなったり、耐久性が高いのでメンテナンスの回数を減らすことができます。長い目で見た時の費用と効果のバランスをしっかりと見極めることが大切ですね。

最近の家によって効果が実感できないこともある

近年では、長期優良住宅と呼ばれる断熱性能や気密性を重視した家が増えてきています。そのため、もともとの性能が高い家では断熱塗料の効果が十分に感じられない場合もあります。

建物の状態を確認して断熱塗料の必要性を判断するようにしましょう。

断熱塗料の効果を高める方法

せっかく断熱塗料を使うなら、効果を最大限発揮させたいですよね。

そこで断熱塗料を使う際の効果を高める方法も確認しておきましょう。

太陽の光を意識して色を選ぶ

太陽光は、黒などの濃い色には吸収されやすく、白や黄色などの明るい色には反射されるという性質があります。

そのため、塗料の色を明るい色にすることで、太陽光を反射してより断熱効果を高めることができます。逆に黒など濃い色を選ぶと熱を吸収するので室内の温度も上がりやすくなってしまいます。

断熱材と併用して利用する

断熱塗料だけでなく、断熱材と併用することでより熱を伝えにくくすることができます。

業者と相談し、適切に利用することで効果を高めましょう。

まとめ

断熱塗料の効果や注意点についておわかりいただけましたでしょうか?

断熱塗料の中にも種類があるため、外壁塗装を検討している方はまずは信頼のできる業者に相談してみましょう。

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