住宅生協だより

シロアリ対策って本当に必要?予防と駆除工事の違いとは

チラシやテレビなどで見かけるシロアリ駆除工事。「実際にシロアリを見たことがないし、工事にはそれなりの費用がかかるもの…。そもそも本当にシロアリ対策って必要なの?」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんね。

今回は、そんな方へ向けてシロアリ対策のメインである「予防工事」と「駆除工事」、この2つの違いや重要性についてお話したいと思います。

シロアリ予防工事と駆除工事の違いを知ろう

シロアリ対策には、シロアリ予防工事とシロアリ駆除工事がありますが、2つの工事には大きな違いがあります。まずはそれぞれの内容について見ていきましょう。

▼シロアリ予防工事

予防工事とは、シロアリが発生しそうな場所を確認し、薬剤を散布、もしくは設置することで将来的なシロアリの発生を予防するものです。

なお、薬剤の効果は永続的ではありませんので、およそ5年に1度の割合で定期的なメンテナンスが必要になってきます。

▼シロアリ駆除工事

一方シロアリ駆除工事は、被害箇所を確認し、駆除の処理を行います。その後、被害箇所および、まだ被害が及んでいない場所へ薬剤を散布、もしくは設置し再度のシロアリ発生を予防するための処置をします。また、状況によっては被害箇所の修復工事を行うことも必要です。

2つの違いをまとめると、予防工事はシロアリの発生を未然に防ぐためのもので、駆除工事は実際に被害が出てから行う工事といえます。

予防工事はやったほうがいい

シロアリが発生する可能性は100%ではないのだから、それなら予防工事をせず、費用を節約したいと思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、広さによって費用が決まることが多い予防工事と比べて、駆除工事は、その被害程度により費用が変動します。また、発生個所によっては住宅の大々的なリフォームが必要になることもあり、シロアリ被害によって更にたくさんの費用がかかる事態にもなりかねません。

そのため、被害にあう前に継続して予防工事を行う方が、結果的に割安になる場合が多いのは、私たちの健康診断や人間ドックと同じようなものと考えていただくと分かりやすいでしょう。

駆除工事が必要なのはどんな時?

しかしながら、予防や点検を重視していても、シロアリ駆除工事が必要な事態に陥ってしまうことはあります。

では、シロアリの駆除工事が必要なのはどんな場合なのでしょうか?

すぐに駆除工事をすべきというポイントを以下にまとめます。

▼シロアリが通った跡がある

シロアリは光や明るい場所を苦手とする昆虫です。そのため、移動する時には砂をかぶって移動することが多く、シロアリの通った跡には砂の道のようなものができるのです。

この道を見つけたら、すなわちシロアリがいるという証拠になりますので、駆除工事が必要です。

▼被害にあった形跡がある

柱を叩くと軽く良く響く音がする、ドアが歪んでいる、床が傾いている、などはシロアリの被害である可能性が非常に高いです。被害が広がれば、耐震性にも影響しますし、酷ければ建物の倒壊に繋がってしまいますので、これ以上の被害を避けるためにも速やかに駆除工事をしましょう。

▼近隣でシロアリが発生した

近隣でシロアリが発生した、シロアリ被害があった、という場合には、まずは自宅をしっかりと点検する必要があります。

シロアリにとって住みやすい環境が整っていた場合、移動してくる可能性もありますので、自宅ではシロアリが発生していなくても、薬剤の散布など対策を行う必要があります。

大事な家をシロアリから守ろう

我が家はまだ築浅だから、最新の住宅だから、とシロアリ対策はあまり関係ないと思っていませんでしたか?

実際に被害が出てしまうと、駆除工事と建物の修復工事が必要になり、費用も莫大なものになってしまう可能性があります。

ぜひ、日ごろの点検と予防工事で、大事な自宅をシロアリから長く守っていきましょう。