住宅生協だより

現場訪問記(住宅生協だより<夏号> 2020.0701 vol.105 掲載分)

住宅生協だより<夏号>より、介護保険を利用した手摺取付工事の現場訪問記を紹介します。

介護保険を利用した手摺取付工事【練馬区 青柳様邸】

今回は介護保険を利用した手摺取付工事をご利用いただいた青柳邸を訪問させていただきました。

ご夫妻ともに要介護認定を受けておられ、ケアマネージャーから介護保険を利用しての手摺の取付を提案され今回の工事に至ったとのことです。

生協消費者住宅センターは白蟻消毒でご利用いただいておりましたが、建築工事のご利用は今回が初めてとのことで、青柳様、地域包括支援センター及び生協消費者住宅センターの連携による工事となりました。

ご夫妻それぞれが20万円の限度額をご利用できるので工事金額の中でどのように介護保険を利用するかをケアマネージャーに提案してもらったそうです。その結果、室内階段の手摺については奥様の介護保険を利用し、屋外階段の手摺についてはご主人の介護保険を利用することとなりました。屋外階段はもちろんですが、2階が主な生活空間であるため室内階段も頻繁にご利用されるとのことでした。また、将来的に電動車いすを利用するかもしれないため、それを見越しての手摺の配置をご希望されていらっしゃいました。

取り付け時には大工及びハウスアドバイザーと現場において取付位置を逐一確認しながら工事を進めました。いつもはミサワホームの大工さんをご利用されているそうですが、「生協の大工さんは上手でとても丁寧でした」とのお褒めの言葉を頂き、また、手すりを付けてみて、「大変安心で快適な生活ができるようになりました」とのお喜びの言葉も頂きました。

ご主人は、かつてマーケティング調査のお仕事をされており、御本も執筆されていた活動的な方ですので、居住空間を整備して今後ますますご活躍されることを期待してやみません。

担当者より

当初より青柳様、 ケアマネージャー及び私の3者で打合わせを行い、まさに3者連携の工事となりました。打合せをもとに室内、 屋外階段ともに平面及び立面の詳細図面を起こし3者で何度かすり合わせをしていき最終決定に至りました。

室内階段におきましては手摺が途切れぬよう連続性を持たせ、青柳様に実際に手を添えていただき最も使いやすい位置に取付けました。また、 壁に段差があったため、ベース板を取付ける箇所と取付けない箇所及びその厚さにも配慮しました。屋外手摺についても青柳様に高さを見ていただき、床タイルとの取り合い関係、 電動車いすの動線等に配慮致しました。手摺をご利用いただき、 末永くお元気でお暮しいただけることを願っています。

(ハウスアドバイザー・一級建築士 岩丸郁也) 

▽『住宅生協だより』ダウンロードはこちら▽

「現場訪問記」が掲載されている「住宅生協だより」の表紙